※ここではPython3を使用しています。Python2を使用する場合、以下の情報とは異なる場合があるので、注意してください。
よく使うオブジェクト
オブジェクトとは、値やクラスなどで指定されている、データやメソッドなどを持つもの。
オブジェクト指向プログラミングの基本。
型名 | 格納するデータ (補足) | 範囲 | 例 |
int | 整数値 | なし※ | -5, 0, 10, 100 |
float | 小数値 (浮動小数点数) | 整数部分: 約9e15 小数部分: 約15ケタまで | 0.5, 3.141592 |
str | 文字列 (” “または’ ‘で囲む必要がある) | なし※ | “a”, “あいうえお”, “Hello!” f”a:{a}, b:{b}”1 |
bool | 真偽値 | TrueまたはFalse | True(はい), False(いいえ) |
list | リスト ([]で囲む必要がある) | なし | [“a”, 1, 2.5] |
※範囲指定されている場合がある
代入
数字以外から始まる文字列とオブジェクトを=(イコール)でつなぐと、その文字列にオブジェクトが代入される。
例
word = "hello!" # wordに代入
print(word) # hello!と出力される
word = "こんにちは" # wordに再代入
print(word) # こんにちはと出力される
※ #はコメントアウトを表します。コメントアウトされた行は実行されません。
よく使う関数
関数は、受け取った値を定義された方法で返す仕組みの1つ。def
関数で定義する。
関数名 | 動作 | 例 |
print( x ) | コンソール2上にxを出力する。 | print(“Hello”) |
input( x ) | xを出力しコンソール上で文字の入力を待つ。 | input(“入力してください。”) |
len( x ) | xの文字列やリストの長さを出力する。 | len(“Hello”) len(list) |
range(x) | 0からxまでの整数を生成する (リストではない) | (後述) |
よく使うキーワード
演算子は、通常の数学のルールが適用される。
四則演算
+, -, *, /
左から足し算、引き算、掛け算、割り算
+=, -=のように省略が可能
割り算では、いかなる場合でも計算結果はfloatとなる。
通常の計算と同じ順序で計算される。
a = 5 + 1 * 3 # = 8
a += 10 # 'a = a + 10' の省略 = 18
a *= 2 # 2倍する = 36
b = a / 3 # 3で割る = 12.0
累乗
==, <, >, <=, >=
左から、等しい、より大きい、より小さい、以上、以下
真偽値で出力される
2 == 5 # False
1 == 1 # True
2.0 == 2 # True
2 < 5 # True
4.4 > 4.39 # True
4.4 =< 5 # True
条件分岐
if もし
else でなければ
elif でないときにもし
順に、もし、そうでなければ、そうでない場合にもし
elseまたはelifは省略可能
if a < 5:
# aが5未満のときに実行される
elif a==10:
# aが5未満ではなく、10であるときに実行される
else:
# aが5未満ではなく、10でもないときに実行される
繰り返し
for in range(i) i回繰り返す
for in <リスト> リストのすべての要素にアクセス
for i in range(5):
# はじめにiが0にリセットされ、iが1ずつ上がりながらiが0~5の範囲の間繰り返される
print(i) # 結果的に0, 1, 2, 3, 4と順番に出力される
for element in ["a", "b", "c", "d", "e", "f", "g"]:
print(element) # リストの値が順番に一つずつ出力される
for index, element in enumerate(["a", "b", "c", "d", "e", "f", "g"]):
print(f"{index}番目の値は{element}です") # リストの値が一つずつ出力される
関数の定義
defの後に作成したい関数とその引数を指定する
引数の後に:を付けて型を指定することができる。
returnをつけると、値を返すことができる。
def add(a,b):
print(a+b)
def addAll(objects: list): # ": list"は引数objectsがlistであることを示している
i = 0
for e in objects:
i += e # リストのすべての値を足す
return i #すべて足したiを返す
add(1,3) # 1+3の答え=4が出力される
added = addAll([1,2,3,4,5]) # 1+2+3+4+5の答え=15が代入される
print(added) #15
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